キングセイコースペシャル 5256 8010 SGP側 最終モデルが手元にあります。

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なんとなく。。。ほんとになんとなく。。。魔が差したわけではないのですが、オクで「このくらいの値段で買えたらラッキー」と入札してたらうっかり落札してしまいました。今年はお盆休みをとらないので、仕事が終わってから落札したのに気づいて焦って決済とかやったのですが、良い買い物をしました。というか、とりあえず私の手元にありますが、以前「金色のキングセイコー」を探している友人AのためにGETした感じです。ちなみに一番心配なSGPケースの状態は結構良いです。直径0.5ミリほどの剥がれがサイドに一か所、裏側に2か所あるのみで、エッジのメッキ摩耗は無いようです。極上とまではいきませんがそもそも5256の8010はSSもSGPもタマ数が少なすぎるので望外の程度だと思います。ガラス風防の傷も研磨で綺麗になるレベルですし、なにより文字盤が美しい。目視できるダメージはありません。
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純正リューズのメッキ剥がれが目立ちますが、そもそもリューズですのでこれは気長に純正品を探すだけです。というか、そもそも友人Aがこれを欲しがるかどうかが問題ですが、もしも「要らない」といわれれば、KSファンの私がこのまま使おうと思っております。友人Aには潤沢な予算を提示されておりますので、「これ欲しい」と言われれば、いろいろ相談して、綺麗に仕上げるか、このままOHだけして使うか決める予定です。いやー、人の時計探しの手伝い楽しーですねー。
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↑手持ちの展示箱とSGPセイコー尾錠をつけてみました。なかなか画になる。。

梅雨がながい。

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梅雨が長いです。よって古時計活動(フルカツ)がままなりません。夏になって、せめて防汗程度なら選択の余地もあるんです。しかし、思いっきり雨の中でオールドたちを使う勇気はありません。。。必然的にSINNです。。。毎日。。。ちょっと現行品(候補はいくつかあります)を買い足そうかと思うこの頃ですが、ありがたくも多忙です^^;ゆっくり買い物もままならない日々がしばらく続く予定です。今年はコロナ禍、どうせ帰省しないので「お盆?どんとこい、仕事受けますよ」と言ったら思いのほか立て込む始末。。。よってフルカツがままなりません。なので手持ちのオールドをこうして手にもって心の安静を得ると。。。はよ梅雨終わってくれや!(心の叫び)今日はこの62マチックを室内で装着して仕事します。帰りにSINNに付け替えます。。。

純正箱ではありませんが…どうでしょうか

ちょっと前に手に入れたシチズンの空箱ですf:id:seikomatic:20200728165710j:plainf:id:seikomatic:20200728165725j:plainf:id:seikomatic:20200728165742j:plain
↑シチクロの純正空箱ではありませんが、替えベルトも綺麗に収まって。。。これはこれで眺め甲斐のある画になったのではないかと。。。

但馬屋珈琲 吉祥寺

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昔ながらの、というか、大正浪漫?お値段はそこそこします。
深煎りの苦みが強調されたお味です。本日はマラウィ芸者をいただきました。基本浅煎りフレンチプレス好きの私としては好みの味ではなかったですが、ミルクも本格的で、深煎り、ネルドリップ好きにかたには大変合うのではないかと思います。

電磁テンプ式、オールドの魅力

こんにちは、まちっくです。

トキチケさんのブログで、シチズンX8に関して気になったのでちょっとググってみました。

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↑ちょっとカッコよいと思いませんか?

正直、電磁テンプ式は時代の徒花であるとの評価が多いです。私も素直にそう思います。自動巻き全盛期の当時、腕につけてさえいれば動き続ける、電池交換の要らない時計をわざわざ電池式にしてしまう。当時のメリットは「止まったゼンマイを巻きなおさなくてよい(1年で要電池交換)しかありません。精度は機械式と同じ、なぜこんなものを作ったのか。。。と理解に苦しみます。

セイコー、エルニクス

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そして、

シチズン、コスモトロン

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※ちなみに後述しますが、この電磁テンプ式、現代のオールドファンには嬉しい魅力が存在します。

昔を知る方々に聞いたことがあるのですが、発売当時は機械式に代わる電池式の時計を開発しようとする世情があったようです。まあ実際に、ブローバアキュトロンに代表される音叉時計も開発されましたし、それに取って代わる圧倒的な精度を誇るクォーツ式が革命を起こしましたが。。。なんか無理やり「電池式がカッコ良いの!」という空気があったのではないかと思います。ちなみに1970年代のクォーツ時計の売り文句が

「あなたは1秒をみたことがありますか」だったのは驚きです。私はステップ運針が好きではないのですが、昔はステップ運針こそステータスだったようです(ちなみに電子テンプ時計はステップしません、だってテンプ式ですから)。

さて、もしも今が1970年代だったら。。。私はおそらくこの電磁テンプ式には見向きもしないだろうことは明白です。手巻き(価格・巻き味・薄さ)・自動巻き(価格・トルク・バリエーションなど)・クォーツ(圧倒的精度)、それぞれ得手不得手がありますが、電磁式はどのステータスでも一番にはなれません。

しかし!2020年現在!オールドファンなら電磁式に着目すべきなのです。

電磁式メリット①内外装に比してコスパが抜群!

エルニクスの多くは外装が自動巻きLMやKSバナックなみの質感をもったものが多く存在します。コスモトロンも同じです。シチズン自動巻き全盛期の高級品と同レベルの外装を持ったものが多く存在します。そ・し・て、中古市場において、程度の良いもの同士で比べると、お値段がなんと、

エルニクスの美品<<LM・バナックの美品

コスモトロンの美品<<クリスタル7やカトラスの美品

大多数の中古品で、この不等号が成り立つのです!

特筆すべきはクロノマスターです。

クロノマスターX8<<機械式クロノマスター

の傾向がはっきりしています!

これは嬉しい。。。クロノマスターの銘があって、外装・内装共に高品質、しかも個性的、クロノメーター表記までついてくる。。。。

正直、GSやKS、機械式クロノマスターは希少性が無いわりに高価です。おそらく「クロノマスター」と冠したものの中で、X8が最もお買い得なのではないでしょうか。

電磁式メリット②電池式なのにスイープ運針

クォーツのステップ運針が嫌いな人には朗報ではないでしょうか?かくいう私も実はステップ運針が好きではありません。私は「1秒は見えなくて良い」人なので。。。むしろ耳に近づけた時の6ビートや8ビート、10ビートのテンプ音を聞いてニヤニヤするのが好きです(家内いわく「とんだ変態だわ」と。。。)。

実は現行品でスイープ運針で電池式だとシチズン傘下のブローバブランドしか私は知りません。アキュトロンⅡは一度所有しましたがちょっと大きすぎる外径と、質感のしょぼさで手放しました。(あとはGSのスプリングドライブですが、これは電池式と呼ぶべきではない気がします。)

ちなみに1990年代にセイコーが5Sムーヴというスイープ運針のクォーツを出してましたが今は廃番です。しかもこの5Sムーブには薄型のドレスよりのものしかありません、バリエーションが少ないです。コスモトロンやエルニクスの豊富な外装バリエーションとは比べようもありません。

そして、有名な音叉式、初代アキュトロンの機構です。これも電磁テンプ式と同じくロマンがありますが、いかんせん高価なのです。。。やはり値段的に電磁テンプに軍配が上がります。

さあ、いかがでしょうか?電磁テンプ式オールド時計、まだ一つも持ってませんが、夢が膨らみます。みなさんは電池式のスイープ運針モデル、おもちでしょうか?