ORIENT GRAND PRIX 100 14KGF

こんにちは、せいこーまちっくです。

 

オリエントのグランプリ100(スイマーじゃないやつ)の14KWGFについてですが、(今日は時間があまりないので写真が載せられませんが、後日掲載予定です)。

 

このGF(ゴールドフィルド)という表記ですが、これは金張りを意味します。金メッキ(GP)との差ですが、これはケース

表面の金の厚みが違うと考えてください。

 

金メッキは20ミクロン(マイクロメートル)より薄いものを指します(正確にはそうではありませんが単純にこう考えて差し支えありません)。f:id:seikomatic:20190901160109p:plainこういうやつです。このヤフオクからお借りした画像の個体は10ミクロンのあつめの金メッキ(GP、ゴールドプレイティッド)です。

金張り(GF)は20ミクロン以上の厚みを指します。

 

私の知る限り、通常のビンテージ時計、セイコークラウンやクロノス、シチズンデラックスやジェット、オリエントならジュピターとかの汎用モデルだと、20ミクロンの金張りであることが多いです。

 

実際私の父の形見のオメガの二針デビル、祖父の形見タカノプレシジョンなどは20mGFと表記があります。

1970年代製YGFオメガの二針はお祝い事でしか出番がなかったのでしょう、40年以上経った今でもまだ綺麗に金張り状態です。1960年代製タカノは当時実用的な三針ですので、日常使いだったのでしょう、半世紀使用されて綺麗に金張りがはがれてあちこち地金の真鍮が見えています。

 

ずっと着用して、1年で1ミクロンすり減るという計算だそうですので、普通の金張りは20年で下地が見えてしまう厚みであるということです。

 

グランドセイコー1STや、クラウンSPは80ミクロンの、1STキングや伝説のシチクロは100ミクロンというとんでもない分厚さの金張りです。

 

私の1STキングの金張りも、文字盤は焼けて赤銅色なのに、ケースの金張りは完璧に残っています。剥がれなしです。

 

で、冒頭の14KWGFですが、まずWG(ホワイトゴールド)とは銀色の金合金です。

14金の白色金張りということになります。

 

一見ステンレスケースや銀張りかと思う外見ですが、よく見るとヌルっとした金特有の輝きがわかります。私見ですが、ステンレスはぬめりがありませんし、銀は磨くと軽いピカピカの輝き、磨かないといわゆるいぶし銀のくすんだ質感となります。

 

次回、写真掲載します。では。

 

※グランプリ100の14KWGFの厚みはいくつなのでしょうか。。。ご存じのかたいればご教示いただきたい。。。当方トンボ本のオリエントを持ってないので。。。