私の金張り国産古時計たち、4個しか持ってません。

ヒノマチコさんとのやりとりで、「時計と私」というテーマで記事を書いてみようと思ったことがあります。今日はそれやってみます。

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左からタカノ、シチクロ、KS1st、マチックです。

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祖父のタカノ

↑祖父の形見のタカノです。私が中1の時に他界したのですが、それから20年以上実家の引き出しに眠っていたものを発掘しました。「それじいさんが大事にしとったやつやな。。。懐かしいわぁ。。。」という祖母の証言で祖父の身に着けていたものと判明。それから祖母が亡くなり、私が受け継いでOHしたものです。日差1分以内で稼働します。

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初代キングセイコーメダリオン

↑サラリーマン時代に上司にいただいたものです。同僚の披露宴会場で、私が親父の形見のオメガ(70年代デビル手巻き、私の誕生記念に購入したそうです。もちろん今も大切に所有してます)を着用していたのを見て「お前ふっるい時計してるなー。。。そういうの好きなら使わないからあげようか?」「是非」とありがたく頂戴したものです。当時の私は価値もわからないまま素直にいただいてしまいました。裏蓋メダルは補修品ですがワニ革ベルトも尾錠(純正)も当時ものです。

写真ではわかり辛いですが、100ミクロンの金張りは剥がれもなく綺麗です。特筆すべきは文字盤で、綺麗に赤銅色に焼けています。

これからの季節、紅葉を見に行くのに最高の雰囲気を味わえる逸品です。紅葉と赤銅色の文字盤、驚くほど合いますヨ^^

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KS1st純正尾錠

↑ワニ革ベルトは経年劣化で、着用するたびにどこかが剥がれます。着用した日は帰ってから補修しなければならないので紅葉狩りのとき以外は鑑賞用です。

 

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SeikoMatic6218-8950

↑冬場の普段使いマチック6218-8950です。これは伯父の形見です。伯父が他界したあと2年ほど経って、義伯母が伯父の手紙とともに私に送ってきてくれました。子供のころから妙に気の合う伯父でした。大好きな伯父でした。死ぬ前に手紙まで書いてくれた伯父と、遺品を手紙通り私に譲ってくれた義伯母に感謝です。

このマチックの美しさから「古時計の良さ」がわかりました。ケースは金張りがはがれてボロボロなのですが、文字盤・インデックス・そしてなんといっても太くて立派な平針が私を魅了しました。しかもデイデイト付き、裏蓋はねじ込み式なので日常防水程度はあります。OHして冬場の普段使いとなっています。

OHしてくれる時計氏さんは「調整に手間取った。。。苦労した」と言いながらも日差30秒以内に追い込んでくれました。ありがとうございます。