誕生日プレゼントKS5256VANAC

こんにちは、セイコーマチックです。
ヒノマチコ先生とお話していた「時計と私」シリーズの第二弾をやってみます。
今回はキングセイコーバナックスペシャル5256-6000、亀戸製の名機です。
KingSeikoVanacSpecial5256-6000
今現役の4Sムーヴの元になった1970年代の個体です。
文字盤・・・・・光沢のあるブラウン、私好みです。Seiko,KSマークはアプライドのとても見栄えがするものです。
インデックス・・高級感のある植字で大きめのインデックスです。文字盤によく映えます。光にきらめいて宝石のようなきらめきを見せる面構え。。。素晴らしい。
リューズ・・・・KSマークのオリジナルです。かっこよいです。
ブレスレット・・無垢ブレスの細身ですがしっかりとしたものです。とても私ごのみです。
バックル・・・・vanacのロゴが入った純正です。Vanacシリーズ純正バックルはKSマークではありません。
ご覧のように全てオリジナルです。
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さて、「時計とわたし」ですので、これが私のもとにある経緯を書きます。
私はあまり時計には詳しくなかったのですが、昔から個性的なものを好みました。バッグ、靴、ネクタイ、スーツなんかもそうですね、ブランドとしてはフェラガモやヴィトンのエピを好んで使用してました。
この時計を頂いた当時は、ゼロハリのアタッシュケースに明るめのフェラガモの靴、派手なブルガリやフェラガモのネクタイ、ピークドラベルの暗めのシングルスーツなんぞをイキがって着用していた頃でした。
このVanacをプレゼントしてくれたのはホテルの支配人Mさん。私が好んで使う某ホテルの良くお世話になったおかたです。
Mさんとはなぜか良く気が合い、プライベートで今でもお付き合いしています。仕事では当然仕事の付き合いなのですが、私よりも10歳ほど年かさのMさん、よく○○君、○○君、と気にかけてくれました。
そんな人生の先輩であるMさんが誕生日プレゼントとしてこのバナックを贈ってくれました。
「まちっく君にはこれ、よく似合うと思うよ、個性的だから」と。
実はセイコーのこの時期の時計は、製造年・月が刻印されていて、Mさんはわざわざ私の生まれ歳、生まれ月のVANACを贈ってくれたのです。
なんて素敵な。。。。にくい演出。
ホスピタリティのプロであるMさんを物凄く尊敬し、感謝した瞬間です。
私にはとても思いつかない演出です。
時計ってすごく好みが大切、よく知らない人に贈っても、その人の好みに合うかどうかはわかりません。
プレゼントとしてはかなりリスキーな代物なんです。
改めて。。。プロのおもてなしの凄さを感じます。

では。