キングセイコークロノメータースペシャル5246-7000ケースKingSeikoChronometerSpecial
こんにちは、せいこーまちっくです。
↓うっかり落札してしまった52KSです。
↑おそらく文字盤の腐食が安かった原因だと思います。写真で見ると黒い点々がよくわかります。肉眼ではほぼ気になりません。
↑純正KSリューズです。ミネラル3面カットガラスの純正がついています。70年代っぽいですね。
綺麗なセイコースタイル7000ケースですが、どうも他のモデル、56KS7000ケースや45KS7000ケースとは明らかに異なる形状です。
どちらかというと、同じ機械を積んだ5246-6060ケース(トンボ本に載ってます)と同じ形状だと言えます。
トンボ本には「5246-7000ケースが存在する」とだけ記載がありますが写真は載っていませんでした。
なので私も5246-7000は初めてしっかり見ます。
↑クロノメーター機である文字列が記載してあります。SEIKOロゴとインデックスとKSマークはアプライドですが、普段60年代機の太い植字を見慣れてるせいかインデックスが貧弱に感じます。ちなみに文字盤の色も相まって、薄暗い場所では視認性はよくありません。しかし、昼間の自然光の中ではびっくりするくらい綺麗なフェイスです。角度によって様々な表情を見せます。面白い文字盤です。
文字盤の腐食が目立ちますね。。。他の個体をオークションやネットで画面越しに見たことはありますが、やはりこの黒い点々が出ているものばかりでした。この文字盤は腐食しやすいのでしょうか。。。
↑ねじ込み式裏蓋にもクロノメーターの文字が彫ってあります。
私はメダリオンの腐食・摩耗が気になるのでKSの裏蓋はこのタイプのほうが好みです。綺麗な56KSを一本所有してますが、やはりメダリオンが痛むのを気にして、着用の度に手入れしています。ちょっとめんどくさいです。。。
↑セイコー純正の現行ベルト(18-15)が着いていました。勿論尾錠も現行品だったので、手持ちのビンテージ尾錠を装着してみました。雰囲気は出るようになりました。トンボ本にもどこにも記載がなかったので、このモデルの純正尾錠・外箱がどんなものなのかわかりません。ご存じのかたがいらっしゃったら是非ご教示いただきたいです。ホントに他力本願で申し訳ありません^^;
↓今回時計と関係ないのですが面白いものを見つけたので一回トライせねば。
さて、KS5246-7000簡易レポでした。前々から気になってたモデルを偶然見つけて軽く手に入れてしまったのですが満足です。
以外だったのが、私の好みに合わないと頭では思っていた黒系文字盤や小さ目ケース、細いインデックスや中心線の入った山針なども、こうして手に取ってみればスマートでスタイリッシュに感じます。食わず嫌いだったのだなと感じます。
「OH済み」となっていたので、この個体を秒まで時刻合わせをして5日間着用してみましたが。。。
驚くべきことに日差(5日差?)ほぼゼロ!(目視確認です。カシオさんのウエーブセプターで計測しました)。62GSと同じで、たまたまこの個体の調整済み歩度が私の生活歩度と一致しただけだと思いますが、おお。。。さすがクロノメーター機。。。亀戸の英知が。。。と亀戸びいき全開で感動しました。
そして、特筆すべきは「瞬間日送り装置」です。
ロレックスの有名なデイトジャストや現行GSに積んである機構ですが、本当に一瞬で「カシャ」とデイデイトが切り替わります。
国産ビンテージでデイデイトジャストを備えているのは、このKS5246ムーブとLM5206ムーブ、そして51マチックPだけしか知りません。シチズンやオリエントにはあるのでしょうか。。。
謎です。この個体は毎日0:02丁度に切り替わりましたが、元々の機能では0時ジャストに調整できるものなのでしょうか。。。不明です。これもどなたか教えてください。重ね重ね他力本願ですいません^^;