57ロードマーベルロービートその②ドレスウォッチって?
こんにちは、セイコーマチックです。
先日紹介したロードマーベル2NDロービートですが、これは実は「もういい歳なんだから時計ファンとしてはちゃんとしたドレスウォッチの1本も欲しい」と思って手に入れたものです。
その際に困ったのが「そういえばドレスウォッチの定義ってなんや?」という疑問にぶち当たりました。よく考えてみれば、パーティーには華やかな時計をしていき、お悔やみごとの場合は私は腕時計を外して参列することを習慣にしていましたので「ちゃんとしたドレスウォッチ」がなんなのか知りませんでした。
そこでお世話になったのがベテランホテルマンMさんです。彼はバトラー時代にこういった相談を若いゲストから訊かれることが多かったようなので同じ時計ファンとして、プロのバトラーとしての貴重なご教示を賜ったのです。ちなみに彼は嬉々として教えてくれました。以下その内容を簡単に書きますと。。。
①腕時計の歴史は浅いので正式な「ドレスウォッチ」の定義は国・文化・地理的要因によって異なるということ。
②なので「こんなのドレスウォッチじゃない」とか、「ドレスウォッチとは。云々。。」などと他人を注意したり非難してお悔やみ、お祝いに水をさすことが絶対にないようにしなければいけないこと。
上記2点を必ず守りましょう。という訓示からMさんの講義がはじまりました。
で、あくまでもMさん基準の「ドレスウォッチ」の定義を書きますと。。。
Ⅰ:文字盤は白か銀色
Ⅱ:バーインデックス
Ⅲ:2針、又は3針(中3針でもスモセコでもよい)
Ⅳ:黒の革ベルト
Ⅴ:ケースと尾錠(Dバックルも可)は銀色
Ⅵ:日付や曜日、その他の機能(クロノグラフやGMTなど)は無いもの
この6点に注意して選べば良いそうです。理由はいろいろ教わりましたが、長いので端折ります(Mさんゴメン)。が、冠婚葬祭を意識した気遣いが根底にあるのは共通してます。
ただしMさん曰く「これらの条件はあくまで自己満足の域だと思ってください。厳密に守っていたら、時計ファンでもない人が腕時計を複数所有しなければならなくなりますから」
確かに。。。。私もこのロードマーベルだけで職務をこなすのはキツイです。夏場はブレスが良いですし、雨の日は完全防水のものが要ります。何よりも私は仕事中はデイデイトをかなり活用しているので。。。。
まあこんな経緯ですが、「バリバリのドレスウォッチ」私の場合はこのロードマーベルですが、は私が時計ファンだからこそ持ってるのであって、一般的な感覚からはズレてると認識することにします。
もう少し続く。。。