赤面読書:横道世之介

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続編と合わせて2冊。。。これがまた面白い。

ただし!

この面白さは私の年代に限るような気もする。

私は1970年代生まれである。

よって主人公世之介と同年代である。

しかも田舎から出てきて都心のマンモス大に通うという境遇まで一緒ときたもんだ!

というか、私は彼の後輩である。というか作者はリアルに大学のOBであった。

まあ、細かい大学周辺の描写とかも「うわっ!なつかし!」となるのだが、そんなところはまあ、オマケみたいなもんで、この時代の大学生の姿を赤裸々に描きすぎなのである。事実私は赤面した。。。

もう、自分の黒歴史を世之介がやってくれちゃってるのである。

①調布のイメージは繁華街(私の部屋は調布だった、都心に住むと多摩キャンでやる体育が遠いため)

②東京の大学生になればなんかオシャレになれると思ってた

③とりあえずテニスやってみた

④附属生たちが既に徒党を組んでて友達できるか不安だった

⑤付き合うならやはり近所の派手過ぎない大妻の子である

⑥白百合とか聖心の子はお嬢様すぎてお金持ちそうで恐い

⑦こわい癖に誘われるとノコノコついていき、金持ちグループのサマーセーターのいで立ちにおののく

 

とまあ、赤面黒歴史は枚挙にいとまは無い。。。

1970年前後生まれのかた、昭和40年代生まれで東京で青春を送ったひとにはむちゃくちゃ刺さる小説です。。。。